2017/04/18

街の音・街の色を作る

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横浜でオペラとオーケストラを作る。
そんな大それたこと、と人は言った。
でも実際に行動をすることで、この一大事業は出来上がった。

横浜の街に生まれたオーケストラ。
でも私はオーケストラを作るというより
自分が育った街の音や色を表現したかった。

街の拠り所となる音。
そんなものを見つけてみたかった。

みなとみらい地区や、旧外国人居留地を歩いて思ったのは
この街には不思議と新しいものが似合う、という思いだった。

モーツァルトは水の精。
彼が住み、彼が活躍した場所には
必ずと言ってよいほどに川が流れていた。
そして横浜にも水が、つまり港がある。
だからモーツァルトを演奏した。

でも21世紀の街に似合った音が必要だった。
どんな作曲家が良いのか?

そういった自問自答が具体化したのは
イタリアで生まれたコメディア・デル・アルテ(Commedia dell’Arte)
の世界だった。

仮面舞踊に端を発するこの世界観。
やがてはオペラの世界に持ち込まれ
モーツァルトとの中で大きく花を咲かせた。

それを20世紀になって、
ピカソがロシア人の大インプレサーリオ(Impresario)ディアギレフと共に
パリのBallet Russe(ロシアバレエ団)で具現化させたのが
Pulcinella(プルチネッラ)。

ナポリ生まれの作曲家ペルゴレージの音楽を使いながら
コラージュのような方法で音楽を紡ぎ出したのは
やはりディアギレフの秘蔵っ子ストラヴィンスキー。

これが見事に横浜のみなとみらい地区との出会いに繋がった。
是非聴いてみて欲しい。
村中大祐指揮Orchester AfiAの演奏から。

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