2018/01/27

ジャポニズムってやっぱスゴイじゃん。

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ちょっと雪掻きで忙しくしてたけど、スコアを読んでる。

今回はドビュッシー100周年記念公演だけど、

80年代終わりの多感な時期に上野で見たジャポニズム展は、

バブルが弾ける前のまさに日本イケイケの頃。

ビックリしたよな。

1870年頃はヨーロッパを東洋趣味が席巻していたなんて。

実際にウィーンのシェーンブルン宮殿とか、

一間全てが景德鎮。

 

マイセンだって伊万里とか中国の絵付けが入ってるし。

絵画は言うに及ばず。マーラーやプッチーニ 。

ラヴェル。そしてドビュッシー。

1991年、ウィーンで大浮世絵展があったけどさ。

歌麿の肉筆画だったかな。

広重の東海道五拾三次が全部見られて驚いた。

その後ミラノで大北斎展。

もう奴等の浮世絵に対する意識は違うんだよな。

漫画を読むのと同じ感覚。

分かりやすいし、面白いし、為になる。

春画とかはインスピレーションが湧くらしい。

ミラノの北斎展では春画が多かった。(^^)

 

ドビュッシーの交響詩「海」はどの海か?

 

当時ドビュッシーの書斎に

広重の神奈川沖浪裏の浮世絵が飾ってあったから、

ピアノソロ譜は今でもあれを使ってる。

 

だけど調べてみたら、やはり北海らしいよ。

イギリスとの間にあるやつ。

ニースとかマルセイユじゃないみたい。

 

イタリアの劇場は早まったよな。

浮世絵だと思って俺を指名したら、

実際は北海だなんてさ。

しめしめ。(^^)

 

イタリアの松の緑は日本の松とは色が違うんよ。

だからオーケストラの色のパレットが全く違う。

 

イギリスだと色は薄いの。

でもイタリアは結構極彩色になる。

 

だからその意味では俺を指名したことは、

間違えてない訳。浮世絵を多少は知ってるからね。

 

フランス人とかイギリス人は、色が薄い。

でも薄いから寄り添うこともできる。

 

でも日本人は金とか黒が混ざってるから、

まずはその色の浄化が出来ていないと、

舞台の上で黒が混ざっているわけ。

 

黒樂とか金箔とかの話だよ。

 

ヨーロッパの音楽には、基本的に黒は要らないの。

まあ、強いて言うならワーグナーかな。

50年代にヴィーラントが演出で使って一斉を風靡したよな。

 

その辺大事だよ。

日本人だけの中にいたら、どうしてもそうなるよ。

 

外国に行って、ちゃんと奴等の懐に飛び込んだら、

日本や日本人を俯瞰するようになってくる。

 

そうすると、いろいろ違和感を感じて、考えるようになる。

 

こういう話、イタリア語でやるべ。

P.S. 2018年2月10日、11日は

イタリアのカターニアにある

ベッリーニ歌劇場でドビュッシー没後100周年を指揮するよ。

お近くの方は是非ご来場を!

村中大祐指揮Orchestra del Teatro Massimo Bellini di Catania

1.ドビュッシー:「夜想曲」全曲

2.ドビュッシー:「選ばれた乙女」

3.ドビュッシー:交響詩「海」

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