2017/03/31

「真夏の夜の夢」のスケルツォ

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夏の夜の夢

言わずと知れたシェイクスピア作品の代表作「真夏の夜の夢」。
ある意味シンボリックなモティーフが続くため
この戯曲は案外と理解するのに時間がかかったように思う。

そんなシェイクスピア作品をドイツ語で幼い頃から家の庭先で上演していた、
というのがメンデルスゾーンの凄いところだ。

12歳で既にこの「真夏」の序曲を作曲して、
その完成された筆致で皆を驚かせたばかりか、
シェイクスピア作品のドイツ語翻訳を使いながらも
音楽の中では、シェイクスピアの世界をある意味完全に表現し切ったところが
メンデルスゾーンの凄さである。

メンデルスゾーンの音のパレットによって
逆にシェイクスピア作品のイメージが
一般に定着したた、とも言えるくらいのすばらしさなのだ。

メンデルスゾーンなくして、シェイクスピア作品の栄華はあり得ない。
主人公パックという妖精が飛び交う様子は
まさにこの「Scherzoスケルツォ」の中に表現し尽くされている。
スケルツォとはイタリア語の「ジョーク冗談」であるが
ここでは少し違うように思う。
ここでメンデルスゾーンはジョークではなく、
大真面目に「妖精」をやっているのだ。
たまにはそう言うのも良いだろう。
是非聴いてみて欲しい。

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